東京発、新潟六日市から奥只見湖畔の峠を走破する-バイクツーリング。

モーターサイクルの醍醐味を知った。
港区から高坂のSAでの集合に向け、僕はDucati M400を走らせた。初めてツーリングに参加することにしたのである。初めてバイクにて長距離を走るのは少し不安だったが、勢い参加してみた。参加者のほとんどの方は、バイク関係の広告であったり等、長年バイク業界の周辺で仕事に関わってきた方である。
僕のバイクは年式は2005年製だけど、設計は古く、しかもイタリア製である。充分に整備をして参加しようと、ブレーキパットの交換、オイルの交換、バッテリーの管理ツールの導入等、対策はしてみた。結構準備は周到にしたと思う。しかし最後まで、今年の夏の暑さにどう対応するかは、判断が出来ず、メッシュのライディングパンツは買ったものの、ジャケットは、ダイネーゼの3シーズンのインナーを外して対応した。メッシュのプロテクター付、シャツはあったけど、長距離には不安を感じ、そうしたのだけど、港区の家を出て、都内を午前7時に走っている段階で、暑さに閉口した。夏の暑さは、凄まじい。脱水症状にならないかなと不安になりながらも、環八を北上し、練馬インターから関越へ。
Takasaka
ツーリングの予定の通りだった。高坂まで自宅から80kmくらいあるし、佐野からも90kmくらいあるので、僕にとっては、約700kmのツーリングである。しかも聞くところによると、数年前まで奥只見にはバイクは通行禁止だったそうだ。約100kmはガソリンスタンドもない道である。
1日目:高坂S.A9:00発⇒(約90km)⇒10:00月夜野IC⇒給油⇒国道17号三国街道⇒(月夜野から20km)10:30赤谷湖あたりで休憩11:00発⇒(約45km)⇒12:30湯沢町岩原高原「ピッツェリア ラ・ロカンダ・デル・ピット-レ岩原」にて昼食⇒14:00発⇒国道17号三国街道戻り・石打から国道353・魚沼スカイライン(小休憩)・国道253で六日町(約35km)⇒15:30六日町・国道291号・小出にて給油・国道352号(約35km)⇒大湯温泉17:00着
2日目:大湯温泉10:00発⇒奥只見湖畔(小休止)⇒(約110km)⇒13:00木賊温泉にて昼食&入浴(約75km)⇒16:00西那須野塩原IC(給油)⇒(80km)⇒17:00佐野SA着(休憩・解散会)
参加車両は10台だったが、高坂SAで1台のDucati SR4がトラブル。ガソリンが漏れ出しているらしい。急遽、彼は高坂のドカッティショップに修理へ。まず9台でのスタートとなる。僕以外は、みんなが大型バイクであり、自分も大型を調達して参加したら良かったかもと思うけど、今さらしょうがない。ネットの情報でも、M400はオイルの温度が130度以上に注意した方がいいとコメントがあったので、注意しながら走ってみる。
普段は都内を乗るばかりなので、風を受け、清々しい山を抜ける高速道路を走るのは爽快だった。初心者である僕をサポートしてくれる先輩がいたものの、ほとんどのバイクは遥か彼方に走り去る。自分のバイクは、自分の技術も、速度も一杯いっぱい(その時点では、そのような気がした)しかも油温が、119°、125°、129°と、どんどん高くなっていくが、無事に月夜野に到着。料金所のカーブが結構きつく、一瞬回りきれないなと思うが、事なきを得る。自動車のETCカードも持ってきたのでスムースに支払えたけど、ETCの機械がついてないと割引にならないことを知る。そうだったのか、ETC。
赤谷湖で休憩。ジャケットを脱ぐと、汗まみれ。どこに行っても、今年の夏は猛暑である。そこでも1台のBMWが、バッテリートラブル。結局8台になってしまう。僕のバイクは大丈夫だろうかと思いつつ、三国峠を走りだす。トンネルに入ると、クールダウンするのが気持ち良い。が、高原だから涼しいんじゃないかと想定していた、苗場も、湯沢も、猛暑だった。自分のジャケット選択を反省する。苗場では、ハーレーのイベントやってるらしく、プラスチックのボックスを段々に重ねて積み込んだハーレーが溢れている。それにしても、ずっと万歳したようなポジションのハンドルで疲れないのだろうかと思う。

湯沢に到着。「ピッツェリア ラ・ロカンダ・デル・ピット-レ岩原」にて昼食。そこで修理したDucati SR4が合流。石窯でのピザが美味しい。それにしても、夏のスキー場に来ている人達って、結構いるのだなと知る。いつもは海しか行かないので、山に来るのは数年ぶりである。そこから魚沼スカイラインへ。狭いところでは、1車線くらいの稜線を走っていく。400ccなので、アップダウンのたびに、2速まで落とし、そこから5速までの繰り返し。他の人たちは、もう少し楽そうだ。いくつかある展望台に来ると、米で有名な魚沼が一望できる。そこに遠雷が聴こえてきたので、私たちは道を急ぐ。

緩やかな田舎道を走り、やがて大湯温泉へ。BMWも再度合流し、別のメンバーも1台、東京からやって来た。温泉で一日の疲れを癒し、宴会。バイク及び時事放談。
翌日、曇天であったが、9時半には宿を出発し、樹海ラインを奥只見へ。100キロを超える峠道がはじまる。カーブを過ぎるたび、特に左コーナーでは、サーフィンのターンを思い出し、眼とからだを曲がる方向へ投げ出すようにすると、しっかりと曲がっていく。下りだと勢いもあってスパッと4速くらいでアクセルを戻すと、3千回転程度になっていい感じ。昇りがやってくると、失速するのでもたついて、ギヤを落としたり。すべてのギアをフルに使って、ベテランライダーたちを、懸命に追っていく。波と違って、次にはいくらでもコーナーが来るから、練習また練習。永遠に波がたつ海岸にいるように、奥只見のコーナーは贅沢だ。やがて湖畔までやってきて休息。まだ半分も来ていないらしい。ふー。メンバーがバーナーで湖畔で珈琲を淹れてくれた。

奥只見ダムを眺望し、沢が流れるという後半の道へ。コンクリートの道を沢が流れているというのだが、半信半疑だった。晴れているから、あまり流れていないだろうと思ったが、此処は冬は人を寄せつけない豪雪地帯であり、豊富な水量の沢が、コーナーの先を横切っていた。

面白い場所もあるものだなと笑っていたが、それでも体は結構暑さと峠でヘロヘロだ。やがて無限に続くかと思っていたコーナーも終わり、尾瀬の森林にバイクは出た。木賊温泉に着くと、まるでトトロのおばあちゃんのような声をした女性が、岩魚を焼いて食べさせてくれた。しばし、湯につかり、昼寝をし、ゆったりとした日本の夏を味わうもつかの間、塩原では突然の大雨に突入し、レインウエアを大慌てで着込んだり、雨に打たれながらも、森林地帯のコーナーを走り抜け、塩原温泉の渓谷を仰ぎ見、ようやく那須塩原ICに着いたのが、予定よりも50分程ディレイした午後6時前だった。結局、佐野SAではなく、塩原の次のSAで解散し、そこからは約180kmの一人旅となったが、あれだけ練習したコーナリングも成果があったのか、とてもスムースに走ることが出来たのは幸いだった。
都内に入ると、渋滞に巻き込まれたけど、まあうまくかわしながら、やっと霞が関ICを降りる。マンションのガレージに入るまではと気を引き締める。確かに都内の方がぼうっとしてたら、危ないなとは思う。
その晩は泥のように眠ろうと思ったが、頭は脳がぐるぐる動いて様々な光景がフラッシュバックする。アドレナリンが止まらない。辺境の700km疾走し、脳が旧バージョンからクロックアップしたみたいだった。不惑の夏の冒険だった。

Neil Barrett x Palladium を買う。

Boots
バイクに似合うブーツという企画が、今月発売の『Moto Navi』にも掲載されていたけれど、やはりバイク用はどこまでいってもバイク用であり、なかなか自分が望むようなデザインのブーツがない。そうと言っても、ブランド物のブーツを傷を恐れず履き潰すのもどうかと、MIHARAの限定ブーツを買うのも躊躇していたら売り切れてしまい、やれやれと探していたら、Neil Barrett x Palladiumで今季ブーツが発売されるのを知った。
プラダのデザイナーをしていた時から、僕はバレット氏のデザインが好きであるけれど、十年以上たった現在でも、バッファローの革ジャンしかり、フランス軍用ブーツとのコラボしかり、モノのマーケティング&デザインがうまいなと感心する。
雨やロングツーリング用には、伊ダイネーゼ社のゴアテックスを買ったけど、街乗り&晴れにはこういうブーツを履いて颯爽とバイクに乗ってみようと、僕は一足注文した。しかも9月4日には、青山の店舗にバレット氏本人が顔を出し、ブーツも含めての新作を披露するというので、行ってみようかなと思う。

年間、クジラが人間の3~5倍も魚を食っているとは、知りませんでした。

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「エコロジー」は、(正義等のワードはいつもそうですが)現在は政治的な自己表現の正当化に多用され、世界的に禍根を残すものが多くなっております。 クジラに関する問題も、日本人は加害者の立場として非難されているものであり、わたしたちは見過ごすことのできない問題です。その問題を、とても詳しく解説した興味深い記事が知人から送られて来たので、そのまま転載します。 『The Globe Now: クジラは地球を救う』 (増えすぎたクジラを捕る事で、食糧危機と環境危機に立ち向かう事ができる)というタイトルで、クジラ問題について世界的な視点から、論じているものです。

■1.年間300万頭のカンガルーを殺しながら反捕鯨を訴える偽善
 オーストラリアのケビン・ラッド首相は、日本が2010年11月までに捕鯨をやめな
ければ、日本を国際裁判所に提訴すると語った。このスタンドプレーに対して、オー
ストラリア国内からも常識的な批判が出ている。
 オーストラリアの有力紙「オーストラリアン」は社説で「日本はわが国の大きな輸
出市場であり、重要な戦略的同盟国だ」と強調し、重要な同盟国との関係は、自分た
ちだけが道徳心を持っていると思い込む国内の自然保護団体をなだめるだけの首相で
は、支えられない」と批判している。[1]
「自分たちだけが道徳心を持っていると思い込む」人々に対しては、もっと手厳しい
批判が国際紙、インターナショナル・ヘラルド・トリビューンから突きつけられた。
「鯨に銛(もり)を打ち込むことは、牛や羊の肉を常食としている者の間にさえ感情
をかき立てるのかもしれないが、豪州は、作物や牧草を守るため年間300万頭余の
野生のカンガルーを撃っているときに、苦情を言える立場にはほとんどない」と批判
した。[2]
■2.反捕鯨国でも捕鯨賛成が過半数
 もう一つ、反捕鯨派の足下をすくうような世論調査の結果が出されている。
 アメリカの民間会社レスポンシブ・マネジメント社が、1997(平成9)年から翌年に
かけて、代表的な反捕鯨国であるアメリカ、イギリス、フランス、オーストラリアの
国民を対象に行った世論調査である。その設問は次のようなものであった。[3,p191]
__________
 ミンククジラは絶滅に瀕しておらず、国際捕鯨委員会(IWC)は世界中に100
万頭のミンククジラが生息していると推定しています。では、あなたは次の条件のも
とで行われるミンククジラの捕鯨に賛成ですか、それとも反対ですか。
 捕獲したミンククジラは食糧として利用される。
 一部の国民や民族にとってミンククジラの捕獲は文化的側面を有している。
 ミンククジラの捕獲はIWCによって、規制されており、資源に影響が及ばないよ
うに毎年適切な捕獲枠が設定される
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「強く反対する」「反対する」を「反捕鯨」、「どちらとも言えない」を「中立」、
「賛成する」「強く賛成する」を「捕鯨賛成」と3分類すると、主要な反捕鯨国4カ
国での回答は次のようであった。
           反捕鯨    中立  捕鯨賛成
  アメリカ     19%   10%   71%
  イギリス     31%    8%   53%
  フランス     27%   11%   63%
  オーストラリア  40%    6%   53%
 すなわち主要な反捕鯨国でも、過半数は捕鯨賛成なのである。もっとも、この設問
はミンククジラが100万頭もいるというIWCの推定をきちんと説明し、さらに適
切な規制が行わる、という前提を明記している。こういう点を知らない一般国民は、
反捕鯨の比率がもっと高いかも知れない。
 しかし、このような合理的な説明をきちんとすれば、反捕鯨国の国民でも過半数が
捕鯨に賛成するという点が重要なのである。したがって捕鯨問題の本質は、一部の反
捕鯨派の政治宣伝に対抗して、事実と合理的な主張により、いかに国際世論の支持を
勝ち取るか、という問題なのである。
 参考文献[3]には、そのための豊富なデータと合理的な主張が掲載されているので、
その中から、いくつか興味深いものを紹介したい。反捕鯨国の人々と話をする機会が
あったら、ぜひこれらを紹介し、啓蒙に努めていただきたい。
■3.ミンククジラは世界で100万頭
 まずは前節のアンケートの設問にも紹介されていたが、クジラの種類によっては、
絶滅どころが増えすぎているものもある。
 1982(昭和57)年に行われた調査では、南氷洋だけで76万頭のミンククジラがい
ることが分かった。この数字は、IWCの本会議に報告され、承認されている。その
後、IWCの科学委員会がさらに詳しい調査を行い、世界中の海には114万頭程度
は生息しているというのが、現在のIWCの公式見解となっている。
 国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧種とされているナガスクジラは、調
査捕鯨により北大西洋で約3万頭確認されている。ワシントン条約で絶滅危惧種とさ
れるのは、個体数が1千から2千の種とされているので、日本はIUCNがナガスク
ジラを絶滅危惧種としているのを見直すべきだと主張している。
 また生物学的にクジラは年に4~7%ずつ増えている、という調査結果が出ている。
したがって、南氷洋のミンククジラの生存数は76万頭と確認されているので、商業
捕鯨で年に4%、すなわち3万頭ほど捕獲しても、絶滅の心配はない。
 IWCの科学委員会では、これだけの生存数が確認されているのだから、年に2千
頭は獲っても問題はない、と結論を出した。
 日本の調査捕鯨枠としてIWCから認められているのは、南極海調査海域で44万
頭いると推定されているクロミンククジラの850頭、0.2%である。また北西太
平洋調査海域で25千頭いると推定されているミンククジラの220頭、0.9%で
ある。他の種も0.009%から0.4%の幅に入っている。
 このようにIWCは科学的にクジラの種類と海域ごとに生存数が調査され、そこか
らかなりの安全を見て、調査捕鯨の枠が決められているので、調査捕鯨がクジラを絶
滅に追い込む恐れは全くない。
■4.絶滅が危惧されるホッキョククジラを採り続けるアメリカ
 83種類のクジラの中で、絶滅の心配のある種ももちろんある。たとえばホッキョ
ククジラで、北極海には約8千頭が確認されている。
 このホッキョククジラの捕獲を、アメリカは行っているのである。アラスカに住む
先住民族イヌイット族のための「先住民族生存捕鯨」として、年間54頭の捕獲がI
WCにより認められている。
 ホッキョククジラは体長20メートル近く、平均体重が80トンもあり、平均5ト
ンのミンククジラの16倍も大きい。寿命も150歳から200歳の個体が見つかっ
ているので、ミンククジラの50年よりもはるかに長い。
 このようにホッキョククジラは寿命が長く、また極寒の海に住むため、増殖が非常
に遅く、このペースで捕獲していると、ホッキョククジラこそやがて絶滅してしまう
のでは、と危惧されている。
 またトン数で言えば、アメリカは4320トン、日本の調査捕鯨で南極海と北西太
平洋を合わせても、ミンククジラで5350トンと、量的にもそれほど変わらない。
 アメリカは絶滅を危惧されているホッキョククジラを捕獲しながら、世界に100
万頭もいて増えすぎだと言われているミンククジラの調査捕鯨を批判しているのであ
る。
■5.増えすぎたクジラが食糧を求めて沿岸部までやって来た
 各海域におけるクジラの生存数や、クジラの年齢推定方法などは、日本の調査捕鯨
などで明らかになってきたことだが、もう一つ驚くべき事実が判明した。
 長らく、クジラはオキアミ(エビに似た体長数センチほどの浮遊生物)だけを食べ
ていると考えられていたが、実は近年、クジラが増えすぎて他の魚まで食べるように
なってきているのである。
 たとえば、2009(平成21)年に釧路沖で調査捕鯨が行われたが、捕獲された、どの
ミンククジラの胃袋からも大量のスケソウダラが出てきて、関係者を驚かせた。2百
リットル容量のドラム缶2~3本分のスケソウダラ、サンマ、イカ、オキアミなどが
詰まっていた。
 また近年は、大型種のクジラが釧路沿岸で頻繁に目撃されている。
 これらの事実を総合すると、クジラの数が増えすぎて、オキアミなどの餌が足りな
くなり、やむなくサンマやタラを食べ始めたこと、そして大型のクジラもそれらの餌
を求めて、沿岸部に近づいてきている、と考えられている。
 実は、クジラの食害が釧路での漁獲高の急減の原因のようだ。釧路では1980年代に
は120万トンの漁獲量を誇っていたが、2005年には12万トンと10分の1にまで
減ってしまっている。
 クジラによる食害は、釧路ばかりではない。函館では伝統的にイカ漁が盛んで、夜、
集魚灯をつけてイカを集める。そこにクジラが大量にやってきて、集まって来たイカ
を食べてしまう、というのである。カナダやアメリカの漁民の間でも、クジラの食害
問題が浮上し始めているという。
 日本鯨類研究所の試算では、1年間で地球上の人類が採る漁獲高の総量は約9千万
トンであるのに対し、地球上のクジラが食べる魚の総量は3億トンから5億トンとさ
れている。
 クジラの商業捕鯨を再開して、適切な生存数をコントロールすることによって、鯨
肉の供給だけでなく、人類全体の漁獲高を大きく増やすことができる。これが迫り来
る食糧難への有効な対応策なのである。
■6.地球環境を心配なら牛肉よりも鯨肉を
 鯨肉は、環境面においても、また健康面においても、牛肉などよりははるかに優れ
た食材である。
 まず環境面から見てみよう。牛肉を生産するのと、クジラを獲るのとではエネルギー
効率がまるで違う。
 鯨の場合は、鯨肉一キロカロリーを得るのに、小型捕鯨船を使った場合、1キロカ
ロリーの燃料を消費する。牛肉1キロ分を生産するには約120キロの穀物飼料が必
要であり、それだけの穀物を生産するには、1200キロカロリーの燃料を必要とす
る。カロリー効率で見れば、鯨肉は牛肉の1200倍ということになる。
 また牛は大量の糞尿を出し、これが土壌を硝酸化する。さらに牛の発するゲップか
ら大量のメタンガスが排出される。アメリカだけで数億頭の牛を飼育しているので、
地球の温暖化にとって無視できないほどだという。
 海に棲むクジラには、こういう環境汚染の心配はない。鯨肉は牛肉に比べて、格段
にエコな食材であると言える。地球環境危機を心配する人なら、牛肉よりも鯨肉を食
べるべきなのである。
■7.鯨肉は優れた食材
 栄養面でも、鯨肉は大変に優れた食材である。100グラムあたりのタンパク質含
有量では、牛肉赤身の17~18グラムに対して、鯨肉の赤身は24~25グラムも
あり、動物性タンパク質の中ではもっともタンパク質含有量が高い。
 このタンパク質が口中で噛まれることによってアミノ酸となり、それが生命体の活
力源となる。また、このアミノ酸がうまみとなるので、鯨肉は美味しいのである。
 コレステロールが少ない点も、健康食として多いに注目されている。100グラム
あたりのコレステロール量は、牛肉が72ミリグラム、豚肉が61ミリグラムに対し
て、鯨肉は38ミリグラムしかない。
 健康に関心のある人なら、EPAやDHAという用語はおなじみだろうが、鯨肉は
これらを多く含む。EPAは脳溢血や心筋梗塞などの血管系の病気の予防に効果があ
り、またDHAは脳を活性化して学習能力を上げたり、眼の老化防止、疲労回復の機
能がある。
 牛肉、豚肉、鶏肉を食べてアレルギーになる人はいるが、不思議なことにクジラで
アレルギーになる人はいない。そこでアレルギー体質の子供のために、鯨肉を供給す
る運動も行われている。
 なぜ鯨肉にはアレルギーが出ないのか、理由は分かっていないが、一つの有力な仮
説として、南氷洋で捕れたクジラには発ガン性を持つPCBや、水銀などの汚染物質
がきわめて少ない点が挙げられている。他の魚の平均に対し、PCBは2700分の
1、水銀は15分の1である。
■8.捕鯨は我が国の国際的使命
 適切なコントロールのもとで商業捕鯨が再開されて、このような優れた鯨肉が供給
されたら、どうなるか。先進国においては、消費者は地球環境にも人体にも優しい健
康食として、牛肉よりも鯨肉を歓迎するだろう。また発展途上国においても、安価な
タンパク質源として、栄養状態の改善に貢献するだろう。
 その分、牛肉の需要は落ち込み、価格は低下する。困るのはオーストラリアやアメ
リカなどの牛肉輸出国である。これらの牛肉輸出国が代表的な反捕鯨国であることか
ら、反捕鯨国の真の狙いは牛肉輸出を維持することだ、という穿った見方が出てくる。
 それが真実であるかどうかは別にして、鯨肉の利用拡大は我が国の食料自給率を高
め、かつ世界の食糧問題、環境問題の解決に向けて効果的な対策になりうるのである。
 反捕鯨プロパガンダに対抗して、このような事実と論理によって捕鯨の妥当性、必
要性を粘り強く訴え続けていく事は、我が国の国際的な使命と言えるのではないか。
(文責:伊勢雅臣)
■リンク■
a. JOG(097) クジラ戦争30年
 捕鯨反対運動は、ニクソンの選挙戦略から始まった。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog097.html
1. 産経新聞、H22.02.23、「捕鯨問題 ラッド首相を批判 豪紙『対日関係育成を』」
東京朝刊、3頁、総合3面
2. 産経新聞、H22.02.25、「年間300万頭のカンガルー撃つ豪州に「反捕鯨」唱え
る資格なし」東京朝刊、8頁、国際面
3. 小泉武夫『鯨は国を助く』★★、小学館、H22
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4093878978/japanontheg01-22/

法治国家と選挙を愚弄する民主党/法治国家から人治国家へ

夫婦別姓、人権擁護は「否定されていない」落選の千葉法相
千葉景子法相は13日の記者会見で、自身が選択的夫婦別姓を可能にする民法改正や人権侵害救済機関設置法案(旧人権擁護法案)を推進してきたことが、参院選落選につながったかについて「それ自体が否定されたとは思っていない」と述べた。
また、その上で「より前に進めて道筋をつける」と強調し、引き続き実現を目指す考えを示した。一方で、「非常に意見が分かれる課題だ。それを是としない方にとってはマイナスの評価になる」とも指摘した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100713/plc1007131710013-n1.htm

民意をなんと思っているのだろう。サヨクファシズムとしかいいようがない。かかる民意を愚弄する政党に対しては、ぜひ断固たる糾弾をもって戦う必要があるだろう。日本におけるリベラルの危機的な状況である。もはや国家を私物化しようとする彼らの行動は、昭和初期の軍部の暴走にも相似する愚行であることを、改めて痛感する。
表現の自由、民主主義のために行動を起こすべき時が近づいている。

ワールドカップが終わり、寝不足が解消されるだろうか。

ドイツ西部オーバーハウゼンの水族館で、タコのパウル君は、8試合の結果すべてを当てたそうだけども、僕はまったく外れてしまった。ドイツ、オランダと僕が応援したチームを破り、スペインが優勝。が、しかも初優勝だとは。ヨーロッパチャンピオンにも輝く国であっても、ベスト4が60年ぶりとか言うのだから、日本の岡田監督が目指すとか言ってたのも、少々気が早いのかとも思う。
前評判が最悪あった南アのワールドカップだったけど、蓋を明けたら、TBSは64%という局始まって以来の高視聴率を叩き出すなど、驚きだった。ロシアで活躍する本田のフリーキックには、心から感動した。ロシアでは有名だったのに、なんだか日本では評価低かったが、これで真っ当な評価を日本でもされた気がする。
とにもかくにも、WBCもワールドカップも、やる前には散々悪口いうくせに、やったら異常に盛り上がる。日本人は精神デフレ状態なのかと嫌になる。ちゃんと払う所にはお金使って、景気を良くしてほしいですね、結局みんなに因果がめぐり、国の借金も膨らむばかりなんです。ホントに。

山寨版携帯を摘発せよ。中国から溢れだすコピーケータイ

中国各地で「山寨版」と呼ばれるノーブランド携帯電話企業を、当局が取り
締まる動きが加速し、関連業者が多く集まる深セン市で波紋が広がっている。
富士康科技(フォックスコン)の賃上げによる人件費上昇の影響も受け、山
寨版という低コスト・低価格なビジネスモデルが危機に直面していると指摘
する声もある
当局が取り締まりを強化しているのは、勝手に有料サービスにつながってし
まうソフトを内蔵した携帯電話や、海外の有名ブランドを模倣した、明らか
な知的財産権侵害に当たる携帯電話など。21世紀経済報道によると、先月下
旬、蘇州市の蘇州工業園内で携帯用プリント基板を生産する時代華龍科技有
限公司が電子部品などの密輸、脱税の疑いで海関(税関)の調査を受けたも
ようだ。
上海には国産携帯電話を設計する業者が約300社あり、国内の70%以上の携帯
電話がこれらの業者で扱われているという。時代華龍科技有限公司からプリ
ント基板の設計、生産で協力関係にあった企業は多く、業界関係者は「今後
一定期間は国産携帯電話業界が大きく縮小する可能性がある」と危機感を募
らせている。
世界の携帯電話の4分の1を生産するとされる深セン市でも、取り締まり強
化の影響が広がっている。山寨版携帯電話の販売業者が集積する福田区の繁
華街、華強北商業圏の販売業者が店を閉めるなどの動きが広がっているとい
う。
また、インドやエジプト、パキスタンなどが山寨版携帯の輸入を制限し、販
売先を減らしている。富士康科技が同市の最低賃金を上回る1,200元(約1万
5,800円)に賃上げしたことや原材料費の高騰が、製造業の生産コストを引
き上げ、もともと利益率が5~10%だった山寨版業者の利益率を圧縮し始め
ている。「山寨版携帯という低生産・低販売価格のビジネスモデルが崩れつ
つある」(業界関係者)と指摘する声もある。
昨年の中国における山寨版携帯電話の生産量は1億5,000万~2億5,000万個
で、成長率は43.6%だったもようだ。(C)NNA

中国から発展途上国向けに溢れだしている山塞機。つまり中国のコピーケータイが、パキスタン、インド等の新興国向けに市価の二分の一から三分の一で流通し、GSM方式の携帯電話が1台ごとに15桁のIMEI番号を持つことが国際基準となっていることを悪用し、コピーで生産している。既存ブランドの機能や型式を模倣し、政府管理から逃避しているので、17%の中国における消費税も支払わないし、研究開発費もかからないことから、増殖している。
しかしこういう、規制の動きが出ていることから、世界はやはり正常化に向かうのか。しかし一方で、ケータイが基礎インフラ化している低所得者(発展途上国の中間所得者層)は増大の一方なので、どう収れんしていくのか注視すべきだろう。

世界初の日本製宇宙ヨット、金星へ行く。

Venus

日本初の金星探査機「あかつき」など大小6基を搭載したH2Aロケット17号機が21日午前6時58分、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられた。早稲田大と創価大、鹿児島大の小型衛星3基が地球周回軌道に投入された後、宇宙航空研究開発機構のあかつきが無事分離、打ち上げは成功した。
宇宙機構の宇宙ヨット実証機「イカロス」、大学・高専連合の「UNITEC(ユニテック)―1」も金星へ向かった。
あかつきは12月に金星周回軌道に到着。5種類のカメラで高速回転する分厚い大気を2年間観測する。約46億年前の太陽系誕生時には地球と双子のように似ていたはずの金星が、なぜ二酸化炭素による温暖化で灼熱(しゃくねつ)の星になったのか、謎の解明が期待される。
イカロスは、1辺が14メートルある四角い薄膜の帆を広げ、太陽の光の粒子を風のように受けて進む宇宙ヨット。この推進方式はソーラーセール(太陽帆船)と呼ばれ、航行に成功すれば、世界初の快挙。宇宙機構は将来の木星探査への応用を目指す。
ユニテック―1は、学生の衛星が世界で初めて地球重力圏より遠くへ飛行する。微弱な電波信号の解読実験や、6大学のコンピューターの生き残り競争を行う。イカロスとユニテック―1は金星近くを通過する見通し。
日本の惑星探査は、2003年12月に「のぞみ」が火星周回軌道に入るのに失敗して以来。一方、小惑星探査機「はやぶさ」は05年11~12月に「イトカワ」の砂利採取を試み、今年6月13日に地球に帰還する予定。あかつきは当初、中型ロケットM5で打ち上げられる計画だった。M5廃止で大型のH2Aに変更されたため、相乗り衛星が募集された。打ち上げは18日朝の予定だったが、悪天候のため直前に延期された。(了)
[時事通信社]

太陽の粒子と言う風を受け、宇宙を航海するという帆船(ヨット)だという。日本の宇宙技術は、今後の国力の核になっていくだろう。ロボット・通信工学との連携する新領域の進化が、世界の技術大国としての矜持に繋がる。
確かに国の経済状況は大変だろうが、さまざまな人的・技術的な価値を生み出す、未来への投資は続けてもらいたいと願う。

自動車・オートバイ・自転車 /不良自転車乗りの横行する現状


東京の交通事情、特に自動車の運転について見ると、外国は勿論のこと、他の地域に比べてみると、真っ当であると思う。車線変更時はきちんと方向指示器を出すし、割り込みをさせてした際には、ハザードで挨拶する等、法規にはないマナーすら存在している。
バイク乗りになってみると、自動車を乗っている時とは違う交通事情に出くわすことが多い。バイクは自動車とは乗り方が違うので、自動車から見ると、マナー悪いなとか、邪魔だと思われているだろうなと感じることも少なくない。確かに、車線の変更は多くするし、ふらついているバイクは危ない。それでも自転車の無謀な運転には、閉口してしまう。
最近のバイクブームもあり、東京でも、スピードの出る自転車に乗っていながら(僕も昔からドロップハンドルのロードーレーサーを所有しているが)平気で進行方向を逆走してくる。または車道から歩道に移り、歩道から歩行者信号で飛び出してくる。または自動車信号で三車線道路をそのまま横断する。50CCバイクなら即時違反である。もはやなんでもありの状況だ。
警察はバイクをすぐに捕まえるくせに、金が絡まないと何もしないのだろうか。(バイクは一番の白バイの鴨である)まるで自転車は、善の化身でもと考えているのだろうか。そんなことをつらつら考えていたこの頃、面白い記事を見つけた。

都市部ではエコブームが追い風となり、高性能の自転車で通勤する会社員が増えた。それは結構だが、スピードを出しすぎ、周囲の確認もおろそかにした危険な暴走行為が後を絶たない。
 クルマの人身事故は減る一方で、自転車が絡む事故は右肩上がり。歩行者と衝突して死亡や重度障害を被らせた例すらある。それでも、刑事罰の重さゆえ、かえって自転車の「無法状態」が野放しとなっている矛盾。地域によっては、罰金の赤キップを切る前に、警告を意味するカードを手渡す警察官もいるが、まだ中途半端だ。
「現在、反則行為から除外されている自転車をこれに含め、かつ反則金の下限を自転車による反則行為に対応できる額まで引き下げるとともに、自転車の運転者に免許証に近い『登録証』を発行し本人の特定と反則行為の累計で反則金を納付させるようにすべきだ。交通ルールの啓蒙教育も必要」(同)司法ジャーナリスト
長嶺超輝=文 President誌

同じようなことを感じ、考えている人もいるのだ。重大な事故が多発してからでは遅いし、昔から自転車の窃盗にはみな罪の意識も軽い。まずは東京都だけでもいいから、自転車も登録免許制にして(試験はいらないが)警察が管理してはいかがだろう。警察が好きなわけではないけれど、まあ点数にも、金にもしていいから、どうにか対応してほしいと、都民として思う。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100511-00000001-president-bus_all

東京のバイク乗りが集う「カフェ」という場所を知る。

バイクに乗ってみると、はじめて知ることがいくつかある。
東京に長く暮らしていても、こんなに風が首都高速では吹いているのだなとか、確かにバイクを駐車できる場所って少ないなとかって、いままでは気づかなかった。
東京は基本的に公共交通機関が充実しているし、若者も電車・バスまたは自転車で移動するから、お洒落なカフェというものも、公共交通機関ベースで立地している。駐車場も自動車基準で準備されているし、別にバイク乗りが来ない方が近隣の住民からも、好意的に受け入れられる。そうでなくても、深夜営業も、酔った人間が騒ぐことも、街に住む人たちには耐えがたい。
バイクは、一般的な人々の視線では、「悪」の方に存在する記号だと思う。
そこでライダーが集うカフェとう存在が生まれる。バイク乗りは、基本バイクに乗って移動しているから、少し不便な場所であっても駐車が出来たり、ライダーに対して親切な場所であるということが大事である。少しぐらい遠くにある方が、バイクに乗れる分だけ有難いくらいにも考えているだろう。プチツーリングになるし、何処か行く場所があるのは、走る意味でも好都合だ。
芝浦にあるスーパーレーサーというカフェは、レインボーブリッジの橋脚の近くにあるという、公共交通機関の人々には理解されないエリアにある。ある意味逆手でありつつ、素晴らしい立地である。バイカーにとっては、それっぽいファッション性すら感じさせる立地だ。
またアンティークスカフェは、早稲田通りに面しているバイク乗りが集まるカフェ。集う人たちの精神性を反映したかのような、インテリアである。店の周りには、個性的なバイクがまるで見本市のように並んでいる。
コンビニエンスストアも、ファミリーレストランも、バイク乗りが休める場所ではあるけれど、こういう少し趣味性をリスペクトできるような場所は、やはりロイヤリティが高くなる。
普通にモノが高価なものが売れる時代でないからこそ、こういう趣味性のある場所が広がりつつあるのだろう。

運転士を育成資金自己負担で公募するという、第三セクターの荒技

4月29日16時18分配信 読売新聞
第3セクター「いすみ鉄道」(本社・千葉県大多喜町)は28日、全国初の公募運転士4人の採用内定を発表した。
 同社が所有するディーゼル車運転の国家資格を取得するには、1年半から2年の訓練が必要だが、この間の費用700万円はすべて自己負担というのも異例。内定者は5月10日の正式採用後、同社の契約嘱託社員として訓練に入る。
(中略)
 内定者からは「子供のころからあこがれていた運転士の座が目の前にある」「人生の後半を夢の実現に挑戦したい」「鉄道を通じて地域社会に貢献したい」など、従来は鉄道会社員しかなれない運転士への可能性が開けた喜びの声が上がったという。http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/local_transportation/?1272539431
最終更新:4月29日16時18分

第三セクターも現在のマーケットの病巣をしっかりと理解しているらしい。もはや市場には、夢中になるほど欲しい物は、一般的にはには存在しないということだ。第三セクターの課題を一挙に解決するこういう手法は、賞賛に値すると思う。
それにしても鉄道マニア=鉄ちゃんの情熱は凄まじい。雨の日も雪の日も、路傍で電車を撮影している彼らを見るたび、魔力はさまざまなところに遍在しているのだなと痛感する。まさに鉄道の極「道」である。