世界初の日本製宇宙ヨット、金星へ行く。

Venus

日本初の金星探査機「あかつき」など大小6基を搭載したH2Aロケット17号機が21日午前6時58分、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられた。早稲田大と創価大、鹿児島大の小型衛星3基が地球周回軌道に投入された後、宇宙航空研究開発機構のあかつきが無事分離、打ち上げは成功した。
宇宙機構の宇宙ヨット実証機「イカロス」、大学・高専連合の「UNITEC(ユニテック)―1」も金星へ向かった。
あかつきは12月に金星周回軌道に到着。5種類のカメラで高速回転する分厚い大気を2年間観測する。約46億年前の太陽系誕生時には地球と双子のように似ていたはずの金星が、なぜ二酸化炭素による温暖化で灼熱(しゃくねつ)の星になったのか、謎の解明が期待される。
イカロスは、1辺が14メートルある四角い薄膜の帆を広げ、太陽の光の粒子を風のように受けて進む宇宙ヨット。この推進方式はソーラーセール(太陽帆船)と呼ばれ、航行に成功すれば、世界初の快挙。宇宙機構は将来の木星探査への応用を目指す。
ユニテック―1は、学生の衛星が世界で初めて地球重力圏より遠くへ飛行する。微弱な電波信号の解読実験や、6大学のコンピューターの生き残り競争を行う。イカロスとユニテック―1は金星近くを通過する見通し。
日本の惑星探査は、2003年12月に「のぞみ」が火星周回軌道に入るのに失敗して以来。一方、小惑星探査機「はやぶさ」は05年11~12月に「イトカワ」の砂利採取を試み、今年6月13日に地球に帰還する予定。あかつきは当初、中型ロケットM5で打ち上げられる計画だった。M5廃止で大型のH2Aに変更されたため、相乗り衛星が募集された。打ち上げは18日朝の予定だったが、悪天候のため直前に延期された。(了)
[時事通信社]

太陽の粒子と言う風を受け、宇宙を航海するという帆船(ヨット)だという。日本の宇宙技術は、今後の国力の核になっていくだろう。ロボット・通信工学との連携する新領域の進化が、世界の技術大国としての矜持に繋がる。
確かに国の経済状況は大変だろうが、さまざまな人的・技術的な価値を生み出す、未来への投資は続けてもらいたいと願う。

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