
バイクに乗ってみると、はじめて知ることがいくつかある。
東京に長く暮らしていても、こんなに風が首都高速では吹いているのだなとか、確かにバイクを駐車できる場所って少ないなとかって、いままでは気づかなかった。
東京は基本的に公共交通機関が充実しているし、若者も電車・バスまたは自転車で移動するから、お洒落なカフェというものも、公共交通機関ベースで立地している。駐車場も自動車基準で準備されているし、別にバイク乗りが来ない方が近隣の住民からも、好意的に受け入れられる。そうでなくても、深夜営業も、酔った人間が騒ぐことも、街に住む人たちには耐えがたい。
バイクは、一般的な人々の視線では、「悪」の方に存在する記号だと思う。
そこでライダーが集うカフェとう存在が生まれる。バイク乗りは、基本バイクに乗って移動しているから、少し不便な場所であっても駐車が出来たり、ライダーに対して親切な場所であるということが大事である。少しぐらい遠くにある方が、バイクに乗れる分だけ有難いくらいにも考えているだろう。プチツーリングになるし、何処か行く場所があるのは、走る意味でも好都合だ。
芝浦にあるスーパーレーサーというカフェは、レインボーブリッジの橋脚の近くにあるという、公共交通機関の人々には理解されないエリアにある。ある意味逆手でありつつ、素晴らしい立地である。バイカーにとっては、それっぽいファッション性すら感じさせる立地だ。
またアンティークスカフェは、早稲田通りに面しているバイク乗りが集まるカフェ。集う人たちの精神性を反映したかのような、インテリアである。店の周りには、個性的なバイクがまるで見本市のように並んでいる。
コンビニエンスストアも、ファミリーレストランも、バイク乗りが休める場所ではあるけれど、こういう少し趣味性をリスペクトできるような場所は、やはりロイヤリティが高くなる。
普通にモノが高価なものが売れる時代でないからこそ、こういう趣味性のある場所が広がりつつあるのだろう。
東京のバイク乗りが集う「カフェ」という場所を知る。
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