ムンバイにおけるテロ行為と経済的な繁栄

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ムンバイで大規模なテロが発生(ロイター写真)したという知らせを受けたのは早朝だった。都市の半分がスラム街である金融都市に衝撃が走ったのは、そのテロの発生した場所が、オベロイ、タージ等の超高級ホテルであり、しかも占拠および銃撃等、テロというよりも市街戦の様相を呈しているからだろう。
見出しの写真はオベロイ・ホテルのロビーであるけれど、ムンバイのスラム街との対比を見ると、凄まじい格差だった。普通の中流階級の月給が約2万円の国で、一泊6万円以上するのである。日本の感覚ならば、一泊80-100万円以上の部屋しかないホテルと言ってもいい。そこにいるのはインドの富裕層と、欧米人(+日本人)である。
格差が急拡大しているという理由がそこにある。カースト制度という旧来の階級社会に、高度資本主義のもたらした経済格差が渦巻いているのだ。インドの成長は、2003年からこの5年間に急拡大したものであり、そこから実質GDPにて年7-9%超の成長を遂げているのである。ちなみに、アメリカでは人口の2割が、8割の富を独占しているそうだが、インドでは5%の人口がほぼ大部分を独占している。(人口は約11億人)その他の人は、すべて年収40万円以下である。
蓋し、富の配分の問題及び宗教の問題が絡まり、社会不安が増長している。文化と経済の発展は、常に破壊と犠牲を伴う。インドには現在、日本における昭和20-30年代の左翼運動時と同様のエネルギーの高まりが満ちているのだ。
インドのその先には輝かしい未来があると僕は思うが、それは彼らが貧困と富の分配の問題をどう克服するかにかかっているだろう。

『生活支援定額給付金』という愚行

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愚かな…余りにも愚かな政策。
ひどい話である。
二兆円もの財源を、千百兆程度の財政赤字があるにも関わらず、血税を自分たちの選挙のためにばら撒こうとする自民党・公明党の姿勢を許すことはできない。
高齢化及び医療の現場での困窮をしるならば、そういうところに財源を投入するべきであるし、雇用を安定化させるためならば、ニート及びフリーターとして職業訓練の機会を逸した人々の救済に投入する方が、どれだけ長期的な国益になるだろう。
無策の極みであり、国民を愚弄している。
上から目線で池の鯉に餌をやらんばかりの態度だ。
こんな国民を愚弄する内閣は、早晩消え去るべきだと痛感する。