
再び春のバルセロナに行く。
先週の日曜日の早朝にカテドラルの近くを散歩していたら、棕櫚の葉を束ねた飾りを持った群集を見た。棕櫚の葉はキリストを祝福するしるしである。ちょうど欧州は聖週間(イースター)のはじまりだった。
キリストがゴルゴダの丘で刑死し、その後復活したという奇跡を祝う祭りであり、また古来から春を祝う祭りがあって、それが転化したという説もある。
僕は子供の頃、カトリックの教会のイースター祭りに従姉に連れていかれた事を思い出した。イースターというと、教会の庭に色とりどりの卵を隠して、それを探すという行事がある。そこで卵を探したのだけれど、見つけた卵をある男の子と取り合いになり、キリスト教なんて良くわかるわけもないから、争ってはいけないと尼さんに諌められた時、その男の子に卵をぶつけて逃げ帰ったのだった。まあ頭の悪いガキだったのだと思う。
投げた卵が粉々になって彼の服を汚した記憶は、僕にとっては鮮明だけれども、その彼は三十年も昔の事は覚えていないだろう。
その昔の彼の驚いた顔を想い、僅かながら、贖罪の気持ちが生まれた気がした。
tokyotaros
バルセロナ・イースターの思い出
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