小名浜と福島の波

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福島へ。自動車を走らせた。
そして訪れたのは小名浜。福島県の南部・東京から常磐道で200キロくらいに位置する港町である。
徳川幕府の庇護もあり、17世紀から海運で栄えた街だったらしい。現在は東日本でもトップクラスの魚を扱い、魚河岸が賑わっている。
11月から冬の間はあんこう鍋が美味しい。僕も「割烹一平」という料理屋で食べてみた。だしは、どぶ汁という味噌とあん肝のペーストを混ぜたようなもの。そこに、あんこうのゼラチン質たっぷりの皮と、さっぱりした肉、脂の乗ったあん肝を入れて煮る。煮込むと、オレンジ色のあん肝から出る脂が溶け込んで、スープは魚系のこってりした美味となり、しかし魚臭さはない。女中さんに聞くと、なんでももっと寒い2月くらいが一番脂が乗っていいのだそうだ。身はふぐと鱧の間という感じの、さっぱりした食感だった。
もうひとつ、「うにの貝焼き」という、うにを貝に詰めて焼いた料理がある。これは抜群に日本酒と相性が良い。これは漁港の屋台で食った。
波はというと、外洋から良いうねりがやって来ていた。太平洋を望む海は壮大だった。朝五時には夜明けとともに永崎海水浴場にはサーファーが五六人集まってきた。テトラの間から来る波に乗っていたのだけれど、形が整って、ムネ・カタくらいのサイズだった。
アウトには良い波があるが、誰も沖には出ていない。少し浜を西に行くと、もっと大きく、形の良い波がブレイクしていた。潮がきついのか、サーファーは二人だけだった。ゲッティングは多少厳しそうだ。私はそこに入らなかったので、それ以上はわからない。
東京から北へ向かって行って、はじめて食事も波も満足できる街だった。<tokyotaro>

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