富士F1GP・雨そして運営の未熟さ

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日曜日は雨の予報となり、小雨の振る東京を午前七時に出発し御殿場にある富士スピードウェイに向かう。
ツアーでの参加であったので、チャーターバスで現地へ到着する。今回はパークアンドライド方式が徹底されているので、一般車両の走行はできないように交通がコントロールされていた。通常池袋から御殿場までは一時間半程度の距離であったので、約二時間程度で到着できたのは、名古屋から鈴鹿に向かうことを考えても悪くはなかった。パークアンドライドが効果的なのだろうと思った。
雨がやがて激しくなり、サーキットの駐車場からグランドスタンドへ向かう道は過酷だった。しかしこれも未だ序の口だったと後で知る。
ちょうどパドックを挟んでバス駐車場の位置は反対だったのだが、センターを抜けるトンネルを運営上封鎖していたので、第一コーナーから迂回するように係員に指示を受ける。
約一キロ半程度を歩き、ようやくグランドスタンドへ。
が、雨が本降りになる。雨をよける場所を探したが、広場でのプロモーションスペースを見渡しても、まったくそういう場所がない。鈴鹿サーキットであったら、フードコート等あるのだが、白テントで食事の販売をし、そこに人が殺到する。牛丼が発泡スチロール入りで千円。しかも二畳程度のスペースに十人近くが混雑し、雨を避けて飯を食う。少しでも屋根の延長を伸ばすか、フードコートとして使用できるキャノピー(大型の屋根)または施設を用意するべきではないだろうか。トヨタのような企業が資本を出し、鳴り物入りで運営した会場とは到底思うことができない。
トイレは男で三十分待ちの行列、しかもグランドスタンドでは難民化した観客が雨を避け、歩くスペースもない。しかもまだレースまで二時間前だった。
F1のレースも雨のせいでペースカースタートで始まる。F1は悪天候でも開始されるので仕方ないと思うが、十周近く大雨のなかパレードのようだった。しかも観客は雨に打ちひしがれ、僕は入れなかったトイレに向かう。しかしレース中にも関らず、トイレは行列。他のF1会場ではあり得ない光景だった。
レースは時速150km程度の平均速度だったので、通常のレースとは音も迫力も見劣りした。しかしこれは天候の問題なので仕方ない。ハミルトンが優勝。面識のあるコバライネンが二位だったのは嬉しかった。
レース終了後、バスへと歩く。やはり大雨のなかを歩く。泥濘、警備員の指示の不徹底、道を訊いても要領を得ない。またトイレはより凄まじい行列。そしてバスへたどり着くまで、席から一時間。
その後濡れた衣服、靴を乾かしながらバスで熟睡。が、午後七時半に起きてもバスは、10mも進んでいない。バスの乗客は二時間半経ち、それぞれがトイレに降り始める。その時、シャトルバスで駐車場へ向かっていた、会場での仕事で来ている友人に電話をすると、二時間半雨のなかバスを待っている最中だという。むしろ自分たちはツアーで幸いだったと痛感する。外に降りると、バスは微動もせず渋滞、大雨、泥濘、水溜り。ようやくバスがサーキットのゲートを出られたのは、搭乗から三時間半後だった。確かに鈴鹿の駐車場も同じくらい待つかもしれない。しかし普通車がない状況で、しかもシャトルバスは外に並んでいるのに、ここまでとは驚く。
僕もF1の仕事で海外を周ったりしていたが、なかなかひどい有様を見た気がする。やはりトランスポートが制限されているが、そのコントロールに不備があると思う。勿論、F1は世界中でパニックになるくらい人が集う。それは当然だ。しかし、海外のようにキャンピングカーが近くに泊められるわけでもなく、また自動車でさまざまなアイテムを運べない状況である。雨、そしてキャノピーもないスタンド周辺、言うまでもなくバス停にも屋根はない。
鈴鹿、もてぎを運営するホンダには一日の長がある。サーキットランドも、ホテルもある。少なくとも、大型倉庫のような簡素な建物でいいので、イベント時にはガス、電気、排水ができる設備を準備して欲しいと、世界のトヨタさんに願うばかりである。
最後に知人がシャトルバスに乗れたのは、雨のなか四時間半が過ぎた頃だったそうだ。
<tokyotaro>

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